トライアルクラス　インストラクター募集

私が講師として活動を始めたのはコロナ禍の少し前。
海外でのワークショップ経験はあったものの、まだ新人として日本でももっと経験を積みたいと思っていた頃でした。

対面での指導が難しく、オンラインで発信するしかない状況の中、「どうすれば多くの方に自分を知ってもらえるか」と模索しているときに、このトライアルクラスの存在を知りました。
失うものは何もないという思いで、すぐにチャレンジを決意したのを覚えています。

本番に臨む過程では、ヨガワークスの皆さんや同期の仲間のサポートを受けながら、「自分の強みは何か？」を見つめ、磨く時間を過ごしました。
そこで得られた経験や自信は、今の私の土台になっています。

当時の私は、まだ講師としては新人の立場でしたが、根拠はなくても「大きな夢を持ち続けること」だけは忘れずに進んできました。
もちろん、思い通りにいかないこともたくさんありましたが、そのたびに「ピンチはチャンス！」と心に言い聞かせ、前向きに乗り越えてこられたのは、あの時の挑戦があったからこそだと思っています。

これから活動を始める皆さんにも、自分自身の夢に素直に向き合い、ぜひチャレンジしてほしいです。
このトライアルクラスが、たくさんの人にとって夢を叶える一歩になることを心から願っています。

この文章を読んでいる方の中には、「私なんかが応募していいのかな」「経験もないし、子育てもあるし…」そんな不安を感じている方もいるかもしれません。
でも私から伝えたいのは、「ヨガを伝えたい」という想いがあるなら、どんな人でもその一歩を踏み出していいということ。

私がトライアルクラスに応募したときは、三重県に住み、ヨガ歴＝講師歴。フォロワーもゼロ。2歳の子どもと過ごしながらWワークの合間に細々と活動をしていました。
そんな私が挑戦できたのは、「私のクラスを見てもらえる！」という、特別な体験へのワクワクがあったから。経験も実績も自信もなかったけれど、「届けたい」という気持ちだけは本物でした。
結果として得られたのは、合否以上に「私の活動を信じてくれる人がいる」という確かな感覚。その後の活動の大きな支えになりました。

思い通りにいかないときも、「今ないもの」より「今あるもの」に目を向けて、一歩ずつ積み重ねていく中で、ヨガフェスタのアカデミークラスへの登壇や、自分がヨガを通して実現したい道を進み続けることができています。

完璧じゃなくていい。何者じゃなくても大丈夫。
あなたにも、きっと伝えられるヨガがあります。
迷っている方は、ぜひ一歩を踏み出してみてくださいね。

私が初めてトライアルクラスに応募したのは、40代で、小学生の子どもが2人いる頃でした。ヨガ講師としての経験も浅く、「私なんかにできるのかな？」という思いもありました。
ただ養成講座を終えた直後に見た、ある先生の輝く姿。
自分もあの場に立ってみたい！そんな想いが心の奥に残っていたのだと思います。

結果は…、3年連続で不合格。書類審査もグループオーディションも通らず、出演は叶いませんでした。もちろん落ちたときはショックでしたし、悔しさもありました。

でも今、心から言えるのは――挑戦してよかった、ということ。

「失うものなんか何もない」

これはオーディション前に尊敬する師匠からかけてもらった言葉ですが、本当にその通りでした。
トライアルクラスに挑戦して私が失ったものはひとつもなく、むしろ得たものはたくさんあります。
応募を通して気づいた自分の課題。乗り越えたからこそ得られた成長。そして、新たな学びやつながり。「挑戦したからこそ得られた経験」が、私を前に進ませてくれました。

迷っている方、怖くて震えている方こそ、ぜひ応募してみてください。

きっと――得るものしかない、ですよ。