
講演内容
ヨガギブスバックの18年のあゆみと、ヨガコミュニテイの支援によって生み出しているインドの女性や子供たちの人生、そしてコミュニテイへの大きなインパクトについて。今年のセーヴァの旅からの報告も交えてご紹介します。
団体プロフィール
「ヨガクラス1回分のコストで、誰かの未来を変えられる」—2007年、非営利組織ヨガ・ギヴス・バック(YGB)は、このマントラとともにロサンゼルスで誕生。ヨガに出会い、心身ともに豊かになる経験に恵まれる私たちが力を合わせ一つになって、ヨガの発祥地インドで貧困の女性と子供たちの自立を援助することを使命としています。18年目の今年、YGBは世界30カ国でヨガコミュニテイ、ボランテイアに支えられ、このどこにもない「ヨガへの恩返し」の活動は、インドで3000人以上のお母さん、青少年と子供たちを援助するまでに成長しました。
YGBは、ノーベル賞経済学者ムハマド・ユヌスが提唱したマイクロ・ファイナンシングに共鳴し、インドの貧しい女性たちに少額ローンを提供することからスタート。2010 年には、インドのNGOと提携し母親への小額ローンと少女たちへの教育資金を直接援助するプログラム「シスター・エイド」、また2013年には貧しい高校生のための「SHE(高等教育のための5年間奨学金制度)」を発足。すでに200人以上が大学卒業し、社会の多様な分野で活躍しています。提携するインドのNGO組織 ニシュタ(ウエスト・ベンガル州)とデイーナバンドウ(カルナータカ州)が、それぞれのプログラムを直接運営、YGBは毎年現地を訪問し、プログラムのインパクトを確認します。ヨガ人口は世界で3億人、その市場はアメリカだけでも、年間総額270億ドル(約3兆円)と言われます。このほんの一部がインドの貧しい人たちのために使われたら、きっと何かが変わるはずです。そんな変化を、もっと多くの母親や子供たちにもたらしたいというのが、私たちの願いです。
この思いに共感するヨガの仲間たちが全米、アジア、ヨローッパ始め世界各地でチャリティ活動を開催しています。日本では、チャマさん、峯岸 道子さん、ハイダー・アリさん、佐藤ゴウさんらがすでにYGBアンバセダーに就任、また2015年にはYGBジャパン・チームも誕生。チャリテイ・クラス、リトリートなど活動展開しています。スタジオオーナー、先生、生徒や関連ビジネスオーナー、皆さんのご参加をお待ちします。チャリテイイベント、YGB会員制、スポンサーなどいろいろな支援プログラムがあります。
詳しい情報は日本語ホームページをご覧ください。
三松佳代子(みつまつかよこ) プロフィール

ロサンジェルス在住。東京都出身。高校時代ロータリークラブ交換学生として留学したオーストラリア、また父親の転勤に伴い暮らしたブラジルで異文化、貧富の差に触れ、ドキュメンタリー制作を志す。
1984年上智大学卒業後にNHKにデイレクター として入社。7年後退社し、イギリスで在英日本大使館報道・広報専門調査員として勤務。91年渡米以来、フリーランスとしてNHKスペシャル番組などドキュメンタリー番組制作に従事する傍ら、2007年に趣味で始めたアシュタンガ・ヨガに深く影響受け、その 恩返しをする活動としてヨガの発祥地インドの貧困層を支援する非営利組織ヨガギヴスバック(YGB)をロサンジェルスで設立。ノーベル平和賞受賞経済学者ムハメド・ユヌス氏が提唱したマイクロ・ファイナンシング(小額ローン)に共鳴し、 「ヨガクラス1回の費用で、誰かの人生を応援できる」というマントラとともに、インドの貧しい女性たちに小額ローンを提供することからスタート。
現在、550人の母親へのローン、幼い少女・孤児600人の教育費援助など。また貧困層の青少年に高等教育の機会を与える5年間奨学金プログラムは過去5年間に1000人以上に提供、毎年数十人が大学資格を得ている。
2007年以来、定期的にインドを訪問し、YGBが支援する子供達、青少年、母親たちの苦悩と希望をYGBフィルムとして制作、世界中のヨガコミュニテイーに向けて紹介する他、YGB代表としてアジアヨガ大会、ロンドンオームヨガショー、アシュタンガヨガコンフルエンス他、このキャンペーンの代表としてYGBの国際的な活動普及に専念している。
18年目を迎えたヨガギヴスバックは、世界30各国以上に広がり、各国の代表的なヨガ講師200人がアンバサダーに就任し、YGB活動を支援。インドでは、地元NGO(非政府組織)と提携し、3500人以上の女性と子供たちを支援している。
詳しい詳細は日本語ホームページをご覧ください
ヨガジャーナル特集記事「恩返しすることで多くを学べる」(2023)