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日本ヨーガ療法学会

Aug 19 2025
日本ヨーガ療法学会
毛塚 由希子(けづか ゆきこ)

講演内容

『ヨーガ療法が導く、ヨガ指導者の未来』
と題しまして、今年の前半に開催された「ヨーガセラピーフォーラム」と「第23回 日本ヨーガ療法学会 名古屋大会」をふり返りながら、医療・教育・依存症支援・企業など、さまざまな現場でヨーガ療法がどう活かされているかをご紹介します。
フォーラムでは、理事長・木村慧心先生をはじめ、全国の12名のヨーガ療法士がそれぞれの専門分野で講演。パネルディスカッションでは「ヨーガ療法の未来と社会貢献」をテーマに、AI時代にあっても、ヨーガ療法にはAIに代替できない価値があることを確認し合いました。

また学会では、統合医療のなかでのヨーガ療法の役割や、キューバ・中国といった国際的な展開についても報告され、ヨーガ療法の広がりと深みを感じられる内容となりました。

これからの時代にヨーガ療法がどう活きるのか。ヨガ指導者としての未来を一緒に考える時間になればと思います。

※初心者の方にもわかりやすくお話をします

団体プロフィール

日本ヨーガ療法学会は、2003年に設立された学術学会で、現在約2,000名の会員が所属しています。
伝統的なヨーガと聖典に基づく病理論をもとに、一人ひとりの状態に合わせた「オーダーメイドのヨーガ療法」を提供しています。

ストレスや生活習慣病、メンタルヘルスなどの分野で、国内外の研究者と連携した科学的研究を進めるとともに、病院・福祉施設・依存症施設・ホスピスなどで活躍する「ヨーガ療法士」の育成に力を入れています。

また、インドのsVYASA大学と提携し、2020年からは日本語による国際的なヨーガ教育も展開しています。

毛塚 由希子(けづか ゆきこ) プロフィール

2004年、ニューヨークから帰国後、スタジオ・ヨギーをはじめ、都内や埼玉のヨガスタジオで指導を開始。しかし、生徒の心身の悩みに応じた適切なヨーガが指導できず、自身のヨーガの実践と理解の浅さに気づき、より深い学びを求めました。その際、現代人の悩みにフォーカスし、伝統的なヨーガを分かりやすく指導する日本ヨーガ・ニケタンの木村慧心先生に師事し、伝統的なヨーガ修行とヨーガ療法を学び始めました。
2008年、日本ヨーガ療法学会認定ヨーガ療法士の資格を取得し「ぷるなよが」を設立。2015年、大宮駅西口徒歩5分の場所にヨーガ療法専門スタジオをオープンし、同年よりヨーガ療法士育成講座の講師を務めています。
2020年より、インドのsVYASA大学の日本語ファシリテート校の講師も担当しています。
現在は、日本ヨーガ療法学会とモンゴル国立精神医療センターとの共同研究で、依存症患者に対するヨーガの効果について研究を行っています。
公認心理師/東洋大学大学院総合情報学科博士課程在籍